【大麻成分のCBDとは?違法?合法?エンドカンナビノイドシステム?】
まず最初にカンナビジオール(CBD)の安全性につては、WHO(世界保健機関)、アメリカの国立がん研究所、世界アンチドーピング協会(WADA)が依存性のない安全な天然化合物と認めており日本の厚生労働省も輸入を許可しております。
【CBDってそもそも何なの?】
カンナビジオール(CBD)とは、大麻(ヘンプ)のに含まれている天然の化合物です。大麻草自体は日本でも古くから愛され使われてきた長い歴史がありますが。1948年に制定された大麻取締法により日本国内での所持が禁止されました、しかし科学の進歩により大麻草の中のCBDのみを抽出する技術が生まれ、そのCBDの有用性については世界中の科学者や医師によって現在実証されつつあります。依存性のないCBDは、大麻の中の100を超える「植物性カンナビノイド」の一つとなります。CBDは大麻草の中にだけ含まれる天然の化合物であり、既に日本でも様々な形のCBD商品(オイル・電子タバコ用リキッド・食用グミ等)が合法に販売されております。
【THCってそもそも何なの?】
THCとはCBDと同じく大麻に含まれる天然の化合物の一つで、使用時にハイになったり陶酔感があり、依存性もあり国内での所持や販売は法律により固く禁止されております。
裏をかえせばカンナビノイドの一つであるTHCがそれ程の作用を引き起こすという事で安全なCBDについても体に大きな作用があることが期待されます。
【CBDとエンドカンナビノイド・システムの関係性】
人間やあらゆる生き物の体内には「エンドカンナビノイド・システム」というシステムが存在します。そのシステムを簡単に説明すると細胞同士のコミニケーションを図り体の免疫バランスを保つ機能となります。その細胞間のコミニケーションに必要不可欠なものが『内因性カンナビノイド』という物質です。『内因性カンナビノイド』は体内でも生成されますがストレスや過労や食生活の乱れ飲酒などで体内での生成が困難となり減少してしまいその結果、免疫バランスが崩れて生物の体の様々なところに不調という形で現れます。
そこで体内で生成が困難になった『内因性カンナビノイド』を補うために出番となるのが同じ性質を持った無二の物質である『カンナビジオール(CBD)』になります。
【CBDの優れた可能性】
CBDを摂取し本来の体の免疫機能を取り戻すことで、様々な体に起きる疾患、慢性疼痛、不安、炎症、うつ病、その他の問題に可能性があります。
【どんな疾患のデータ報告があるの?】
残念ながら現在日本ではCBDについての研究が進んでおらずの有用性に関するデータはいまだありませんがアメリカを中心とした世界では広く研究が進んでおりCBDの持つ有用性の事例が医師や患者から多く報告されております。
そうした報告の中には、一部とはなりますが以下のようなものがあります。
自己免疫疾患
神経疾患
メタボリック症候群
神経精神病
消化管疾患
心血管機能障害
皮膚疾患
これに加え、CBDにつての抗がん作用についても、現在アメリカや世界各国の研究機関でも盛んに研究が行われています。さらにドイツでの研究報告では、CBDが、成熟した哺乳類においてニューロン新生(新しく脳細胞が成長すること)を助長すると報告されました。
このように世界でも各分野で研究が行われており、数々の研究報告事例があがっているCBDは、今後日本でもその有用性が認知され、もっと広く普及する事が予想されます。
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